素手
すで
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #26782 · 青空 152 例
標準
bare hand
文例 · 用例
と云って、立派に受け合って来た以上、今さら素手では帰れない。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
せいの低いずんぐりした唐は素手で敵の歩哨に掴みかゝって、のど笛を喰い切り、銃と剣を奪ってくるような男だった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ルクレチウスは素手でともかくも後代の物理的科学の基礎を置いたことは事実であるのに、頭脳のない書物と器械だけでは科学は秋毫も進められないのである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
夜目には黄と黒の横縞に感じられる四階建ての店で素手に指環だけ一つ残したような小さい入口の上に foyot の屋号と二筋三筋のイルミナシヨンの細描きがあっさり浮き出ている。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
二人は取附く島も無く、落胆して、「ああ情ない、我あ素手では帰られましねえ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
一人の私服警官が粉煙草販売者を引致してゆく途中、小路から飛び出して来た数名がバラバラツと取りかこみ、各自手にした樫棒で滅茶苦茶に打ち素手の警官はたちまちぶつ倒れて水溜りに顔を突つ込んだ。
— 織田作之助 『大阪の憂鬱』 青空文庫
素手の力で勝たないことには、おのれの心がすっきりしない。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
それを日本軍は、ほとんど素手で攻め落しているじゃありませんか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
料理の盛り付けは、箸を使うよりも素手で行う方が微妙な感覚が伝わり、美しく仕上がることもある。
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冬の朝に素手で鉄柵に触れた瞬間、あまりの冷たさに思わず手を引っ込めた。
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彼は武器を持たず、素手の格闘術だけで数人の暴漢を退けたという伝説を持っている。
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