急病
きゅうびょう
名詞頻度ランク #39592 · 青空 293 例
標準
sudden illness
文例 · 用例
「さうまあセカセカ云ふものではない、急病人も世の中にはあらうさ」 看護婦は急に消沈して俯いてしまつた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
渡り廊下に近い一棟の病室の者達が、最早その赤坊の苦しげな絶え/\の泣き声のために「急病人あり」と知つて、縁側に出て見えもせぬ診察室の方に首を伸してゐた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
」「さう早く出るもんか」「だがね、今日はもう何も云つては駄目ですよ、今急病人があつてお父様は気が立つてるからね」 その時、俄然台所の方から、牛肉か何かを叩く音がして来ると、そゝくさと蒼い顔の妻君は長男の部屋をも立ち去つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
急病でも起こったらしいような口ぶりなので、まず取りあえずN教授に話をして医科のM教授を同伴してもらう事を頼んでおいて急いでS軒に駆けつけた。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
藤さんが急病人にでもなったんですか」と、お新は不思議そうに云った。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
七之助のおふくろは急病で死にました。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
」 と坂上の呼吸はあせつた……「親が大病だか、友だちが急病だか、知れたもんですか。
— 泉鏡太郎 『三人の盲の話』 青空文庫
……急病人があるんだ、去つて下さい。
— 泉鏡太郎 『淺茅生』 青空文庫