遅らす
おくらす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to delay
文例 · 用例
私が出掛けて行く時間を遅らすと、彼の女は心配して外の生け垣へもたれて立っていたりした。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
座敷へ上って居残った老人たちと茶を喫むときも、彼は頼んであった車の来るのを脱し、この夜はここで泊って行こうかとも考えたが、この日を一日遅らすことは、京都で落ち合う筈の千鶴子たち一行との約束も脱すことだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
「御親切はありがたいのですが、京都で友人が待っていてくれるものですから、遅らすと少し工合の悪いこともございますので。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
それ以外の社会改良、労資協調的温情はかえって、理想社会の到達を遅らすのみである。
— ――教養と倫理学―― 『学生と教養』 青空文庫
よね 何か都合ばつくつて、ひと船遅らするこてえすれば……?
— 岸田國士 『牛山ホテル(五場)』 青空文庫
しかし、一と船遅らすとなるとたいへんですね。
— 岸田國士 『落葉日記』 青空文庫
三月に数日間ひどい寒さがつづくと他の池の解氷をいちじるしく遅らすものだが、ウォールデンの温度はほとんど引つづいて上昇する。
— WALDEN, OR LIFE IN THE WOODS 『森の生活――ウォールデン――』 青空文庫
遅らすことのできない招待を受けてるのだった……。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
例句