行旅
こうりょ
名詞動詞-サ変
標準
traveling
文例 · 用例
姉の確りしたところで、いつも気を引立てられている勝気にも性の弱い弟は、この秘密で冒険な行旅を、姉の敢行力の庇に在って、共々、行い味われたので、一も二もなく賛成した。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ゆるらかに幾尺の水晶の念珠を引くときは、ムルデの河もしばし流をとどむべく、忽ち迫りて刀槍斉く鳴るときは、むかし行旅を脅ししこの城の遠祖も百年の夢を破られやせむ。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
ゆるらかに幾尺の水晶の念珠を引くときは、ムルデの河もしばし流れをとどむべく、たちまち迫りて刀槍ひとしく鳴るときは、むかし行旅をおびやかししこの城の遠祖も百年の夢を破られやせん。
— 森鴎外 『文づかい』 青空文庫
然れども昔時行旅の便甚だ難きに馴れて、敢て獨りいづることをなさず。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
然りと雖秀峯直ちに其間に聳えて、行旅多くは行くに惱む、牛と馬と僅かに人に便りす。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
『予章記』に、呉猛が殺せし大蛇は、長十余丈で道を過ぐる者を、気で吸い取り呑んだので、行旅断絶した。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
白河の関を越して、始めて芭蕉は行旅の辛さと楽しさと悲しさとをひしとその身に感じたのである。
— 田山録弥 『卓上語』 青空文庫
このチャアルス街|空中館、飛行旅客の待合室へ踏みこんだ刹那、ひとつの正直な反省的|心状が、電波のように私の全身を走り過ぎたことを私は告白しなければならない。
— 虹を渡る日 『踊る地平線』 青空文庫
作例 · 標準
古代の行旅は、現代のように快適なものではなかっただろう。
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若い頃は、費用をかけずに様々な国を行旅した。
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「この夏は、どこか遠くまで行旅してみたいなあ。」
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標準
traveler
作例 · 標準
宿の主人は、親切に行旅の疲れを癒してくれた。
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彼は各地を巡る行旅として、多くの文化に触れてきた。
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古い物語には、不思議な力を持つ行旅が登場することが多い。
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