単意
たんい
名詞-の形容詞
標準
univocal
文例 · 用例
唯だ侯が淡泊に旧自由党に入らずして、別に自家の単意に依りて政友会を発起したるは、稍々狭隘自重に過ぎたるの嫌あれども、是れ寧ろ侯の老獪のみ。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
曰く宣言及び綱領は侯の単意に成りたるものなれば、之れを修正変更するは侯の独裁たる可く、随つて立憲政友会に入るものは徹頭徹尾侯に盲従し、何人も侯に容喙するを許さゞる是れなり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
内閣の弾劾上奏案とも見るべきほどのものを、議長の勝手で拵らへて、議長の単意で提出して、討論の準備なき議院に可否を問ふといふ法はない。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
「いかん、おれがいったんいかんといったらなんといってもいかんのだ。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
「そういえば、そうですがねえ――」 と、ずんぐりした男は、詮方ないといった調子で、「なるほど姐御が、一たんいい出して、引ッ込めるような人間じゃねえことは、だれよりもこのあッしが知っています。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
この美作の説明は、兵馬にとっては不足でもあれば、また不満でもあったけれども、いわないといったんいったからには、金輪際口を開こうとはしない、剛情我慢で英雄的の美作の性質を熟知しているので、強いて訊ねようとはしなかった。
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
こどもべやに だれも いないことを たしかめると、 おもいきって せきたんいれの したに しいてある オイルクロスに とびおります。
— THE TALE OF TWO BAD MICE 『わるねずふたりぐみのはなし』 青空文庫
もぐもぐハンカも そのあたりのものは せきたんいれの うらに おいておくことにして、 こんどは ゆりかごを とってきました。
— THE TALE OF TWO BAD MICE 『わるねずふたりぐみのはなし』 青空文庫
作例 · 標準
哲学の議論では、単意的な言葉遣いが誤解を防ぐ上で重要だ。
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その概念は、単意的に解釈されるべきであり、多義的な意味合いはない。
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彼は、自分の主張が単意的であることを強調した。
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