水無月
みなづき異読 みなつき
副詞名詞頻度ランク #38633 · 青空 73 例
標準
sixth month of the lunar calendar (approx. July)
文例 · 用例
されば大河を前に、うつろひ易い人生の姿を見てあれば、「水無月や人の淵瀬の大井川」(蓼太)といつたやうな感じに打たれないものはなかつたであらう。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
ちかきころ水無月中旬、二十日余り照り続きたる、けふ日ざかりの、鼓子花さへ草いきれに色褪せて、砂も、石も、きら/\と光を帯びて、松の老木の梢より、糸を乱せる如き薄き煙の立ちのぼるは、木精とか言ふものならむ。
— 泉鏡花 『紫陽花』 青空文庫
絽でしょう、空色と白とを打合わせの、模様はちょっと分らなかったが、お太鼓に結んだ、白い方が、腰帯に当って水無月の雪を抱いたようで、見る目に、ぞッとして擦れ違う時、その人は、忘れた形に手を垂れた、その両手は力なさそうだったが、幽にぶるぶると肩が揺れたようでした、傍を通った男の気に襲われたものでしょう。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
(未完)(二十一) 十一夜会の記 陰暦|水無月の十一夜、月いと美しき夜なりき。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
濡れ焙ぶる水無月ぞらの日の名残はた掻き濁し、暗澹と、あはれ黒船、真黒なる管絃楽の帆の響死と悔恨の闇|擾し壊れくづるる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
かうほねきけ、あけぼのの香炉に、連弾く夜半のそらだき薄らひ、ほのにあかれば、清掻、やがてもはらにひとつの香のいろのみ薫ゆりぬ、――あはれ、水の面の後朝、――誰をかかへすと、さは水無月のつくゑに香の火※くや、かうほね。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
燕燕は翔る、水無月の雲の旗手の濡髪に。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
吐血罌粟畑日は紅紅と、水無月の夕雲|爛れ、鳥鳴かず。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
旧暦の水無月は、現代の暦でいえば夏の盛りにあたる季節感を持っている。
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水無月に入り、各地の田んぼでは田植えの作業がようやく終盤を迎えていた。
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歳時記をめくると、水無月の項には梅雨明けを待つ人々の喜びが綴られていた。
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標準
June
作例 · 標準
カレンダーをめくって、もう水無月になったのかと月日の早さに驚く。
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水無月のしとしとと降る雨は、アジサイの花をより一層鮮やかに彩ってくれる。
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6月を水無月と呼ぶのは、水の無い月ではなく「水の月」という意味だという説がある。
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標準
triangles of sweet rice jelly topped with adzuki beans (eaten in the sixth month)
作例 · 標準
京都では6月の終わりに、一年の半分を無事に過ごせた感謝と厄払いのために水無月を食べる。
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もっちりとした白い外郎の上に小豆がのった水無月は、夏の訪れを感じさせる上品な味だ。
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和菓子屋の店頭に水無月が並び始めると、今年も半分が終わるのだと実感させられる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
水無月(みなづき)は 日本における旧暦6月の異称。今日では新暦6月の異称としても用いられる場合も多い。 水無月 (和菓子) - 和菓子の一種で、6月30日の夏越祓(なごしのはらえ)に、過ぎた半年の穢れを祓い、来る半年の無病息災を願って食べる。外郎の上に小豆の粒餡を散らしたようなもので、三角形に切り分けて売られることが多い。 大日本帝国海軍の駆逐艦。 水無月 (初代神風型駆逐艦) - 初代・神風型駆逐艦の第27番艦。 水無月 (睦月型駆逐艦) - 睦月型駆逐艦の第6番艦で、1927年に竣工。 秦基博のシングル。水無月 (秦基博の曲)を参照。 里アンナのアルバム。水無月 (アルバム)を参照。
出典: 水無月 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0