分乗
ぶんじょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
riding separately
文例 · 用例
斉明天皇の御代に二艘の船に分乗して出掛けた一行が暴風に遭って一艘は南海の島に漂着して島人にひどい目に遭わされたとあり、もう一艘もまた大風のために見当ちがいの地点に吹きよせられたりしている。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
(F・O)T 慶長十七年卯月十三日 豊前小倉の海上の 離れ島に(O・L)T 父の敵佐々木巌流と 彼を護る剣士三十余名と 決戦すS=海上 数艘の小舟に分乗した、佐々木巌流の一隊。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
文彦は悪人ながらも男爵の死を悼んで杉田とともに月界に手厚く葬り、その上に紀念碑を建てて其後一週間ばかりその地に止って、博士のやや元気を回復するを待ち、博士、東助、及び主人の死後改悛の意を表して服従した平三と各々二人ずつ二個の飛行船に分乗して地球に向って出発したのである。
— 押川春浪 『月世界競争探検』 青空文庫
これは不思議、と爺どのが、肩を半分乗出す時じゃ、お姿が波を離れて、山の腹へすらりと高うなったと思うと、はて、何を嘉吉がしくさりましたか。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
東京のけつねうどんは不味うてたべられへん、大阪のほんまのけつねうどんをたべさしたるねんと、坂田は言い、照枝も両親が猪飼野でうどん屋をしていたから、随分乗気になった。
— 織田作之助 『雪の夜』 青空文庫
十月の末に、麓の吉田のまちの、遊女の一団体が、御坂峠へ、おそらくは年に一度くらゐの開放の日なのであらう、自動車五台に分乗してやつて来た。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
四隻の細長い独木舟に分乗して、飛沫を散らして先後を争った凄まじさは、私としては見ていて壮快を感ずるよりも、かえって憐愍の情に撲たれたのであった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
だから一組二十人として十五回に分乗することとなった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
公共交通機関では、分乗して目的地に向かうこともあります。
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イベント会場が混雑していたため、私たちは分乗して帰宅した。
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チームメンバーは、集合場所で合流するため、一度分乗することにした。
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