勤続
きんぞく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #21767 · 青空 67 例
標準
continuous service
文例 · 用例
と、その代りマッチ工場独特の骨壊疽にかかった老人や、歯齦が腐って歯がすっかり抜け落ちてしまった勤続者や、たびたびの火傷に指がただれ膿んで、なりっぽのように、小さい物をつまみ上げることが出来ない女工が一人ずつ追い出されて行った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
そして、十三年も勤続している彼の身の上にもやがてこういうことがやって来るのではないかと、一寸馬鹿らしい気がした。
— 黒島傳治 『砂糖泥棒』 青空文庫
何十年かの勤続も水泡に帰するんだから。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
園芸手勤続のこの六七年間というものは、残るほどではないが、母と祖母はたいした苦もなく暮した。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
十三年四月赤松殿|阿波国を併せ領せられ候に及びて、景一は三百石を加増せられ、阿波郡代となり、同国|渭津に住居いたし、慶長の初まで勤続いたし候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
もう二十年もこの学校に勤めているらしいが、その勤続年数よりもその間に幾人かの細君に死なれたり、逃げられたりしたという事の方が有名である。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
自分など覚えてからこのかたずっと勤続しているようである。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
南の奉行は大岡越前守|忠相で、享保二年以来、十年以上もここに勤続して名奉行の名誉を頂いている人物であった。
— 岡本椅堂 『黄八丈の小袖』 青空文庫