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難産

なんざん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
difficult delivery
文例 · 用例
子供と一緒に自分の命を捨てる、難産のような苦しみであった。
葉山嘉樹 労働者の居ない船 青空文庫
鄭伯は寤生と云つて、(母の眠つてゐた間に生れた、即ち眠り産であつたといふ説と、逆さ子で難産であつたといふ説と二説ありますが)兎に角に母の気持を悪くした生れ方をした人ですが、其は勿論其の嬰児が特と然様した訳でも何でも有りません。
幸田露伴 運命は切り開くもの 青空文庫
尤も千万……」「ところが又その前の御寮さんが今のお熊さんを難産したアトの長患で死にまして、今度の後妻……お艶さんと申します……相生町の芸妓上りで……それになりますと女中衆の素振りまでが、見る間にガラリと違うて来ましたなあ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
汐時が二つはずれて、朝六つから夜の四つ時まで、苦しみ通しの難産でのう。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
(ああ、青い顱巻をした方が、寝てでござんす、ちっと傍へ)と……まあ、難産の嫁御がそう言わしっけ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
」「いんね、」 と変な顔色で、鼻をしかめ、「ふん、難産の呻吟声だ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
難産のあとの血の道で、お医者に見放されてブラブラしている女房が心配して、どうしたのかと、いろいろに聞いても返事もせずにグーグー鼾をかいていたが、やがて夜中過ぎになると文作は、女房の寝息を窺いながらソーッと起き上って、裏口から、西側の軒下にまわった。
夢野久作 いなか、の、じけん 青空文庫
全身に水を浴びたよう脂汗をにじみ出し長身の細い肢体を捩らし擦り合せ、甲斐ない痛みを扱き取ろうとするさまは、蛇が難産をしているところかなぞのように想像される。
岡本かの子 食魔 青空文庫
作例 · 標準
長時間の陣痛に耐えた末の難産だったが、母子ともに健康で本当に良かった。
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開発チームにとってこのプロジェクトは難産で、リリースまでに何度も修正を重ねた。
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彼が三年かけて書き上げたこの小説は、まさに難産の末に誕生した傑作と言える。
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