阿弥陀仏
あみだぶつ
名詞
標準
Amitabha
文例 · 用例
「南無阿弥陀仏」と、丈夫な誰かが云ったようだった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」 僕は懐にあった紙の有りたけを力杖に結ぶ。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
ああさっきのお百姓がものの間違でも故道には蛇がこうといってくれたら、地獄へ落ちても来なかったにと照りつけられて、涙が流れた、南無阿弥陀仏、今でもぞっとする。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」 と折から唸るように老人が唱えると、婆娘は押冠せて、「南無阿弥陀仏。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
南無阿弥陀仏と言いたくなるその妖気……その虚無世界……その中にさまよう実さんの芸的ルンペンぶり。
— 夢野久作 『実さんの精神分析』 青空文庫
誰かの句に、身を捨ててまた身を掬ふ貝杓子 他力信仰(他力信仰は浄土宗、浄土真宗の信仰の仕方で、阿弥陀仏のさしのべる手〔本願〕に救われる信仰生活です)のこつをいったものであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
この時唱える「南無」(「南無阿弥陀仏」を現代語にいい換えれば「光明と叡知よ、今、我に来れ」)は、この時に適した行進曲ともいい換えられます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 お千世は、薄気味悪そうに、お孝の袂に掴まりながら、直ぐ目の前なを、爪立って覗くように、と見ると、比羅紙の、およそ二枚|凧ぐらいな大きさの真中にぼつりぼつりと筆太に、南無阿弥陀仏、と書いたのが、じめじめとして、さながら、水から這上った流灌頂のごとく、朦朧として陰気に見える。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日阿弥陀仏について考えている。
阿弥陀仏という言葉は日本語で重要だ。
彼は阿弥陀仏の意味を理解している。
この文には阿弥陀仏が含まれている。