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毒煙

どくえん
名詞
1
標準
toxic smoke
文例 · 用例
しかし、若悪獣囲繞、利牙爪可怖も、※蛇及蝮蝎、気毒煙火燃も、薩陀彼処にましますぞや。
泉鏡花 春昼 青空文庫
8 催涙弾を投げたりしたが、人の上に落ちて破裂しないのを、その儘群集が抛り返して却って刑務所の中に毒煙が罩もって看守も囚人も大弱りだったなどという喜劇もある。
牧逸馬 双面獣 青空文庫
俺を狸か狐のように毒煙攻めにしようとしやがる。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
(夫の斬死も、無駄になったし――その上に、大殿様の、お指図らしいが――) と、思うと、頭の中も、胸の中も、蒼黒い毒煙が、這い廻っているように、苦しくなってきた。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
彼は人間の感覚では想像出来ない凄まじい猛烈さで進行してゐる巨大な生物地球の表面に毒煙のやうにむらがり泥海のやうに氾濫し、毒草のやうにはびこつて人類を苦しめてゐるもろもろの害悪をはつきり識認した。
島田清次郎 二人の男 青空文庫
彼は、苛責の毒煙にまかれながら、わが子を呪う――怒る――責める―― ――不孝者め!
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
本年あたりは粘沢合流点の大清水の小屋まで通ずるとの事だった、これは粘沢に金鉱とかが発見された為であると聞いて、若し此鉱山が足尾のように盛大になって附近が坊主山となり、高い煙突から吐き出す毒煙が燧の原始林を枯死させるようなことになったらと、一喜一憂したことであった。
木暮理太郎 尾瀬の昔と今 青空文庫
鼠のように硫黄で燻してやるから、せいぜい苦しむがよかろう」 甚三郎はそんな事を言いながら、女どもの持って来た大火鉢に一と握りの硫黄を投り込み、扇を持出して、ハタハタと格子の中へ、その凄まじい毒煙を煽ぎ入れるのでした。
江戸阿呆宮 銭形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
火災現場からは、黒い毒煙が立ち上り、周囲の視界を遮った。
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化学工場で事故が発生し、有害な毒煙が広がる恐れがある。
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彼は毒煙が充満する中、呼吸器を守りながら救助活動を行った。
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