精粗
せいそ
名詞
標準
fineness or coarseness
文例 · 用例
その方法は、一種特別な種板の裏を水銀で蔽い、これで普通写真のように撮影した後現像すれば、種板を通って水銀に当る光線と、それから反射する光とが互いに干渉して種板の薄い膜の中に微細な縞が出来る、この縞の精粗は光の色によってちがう。
— 寺田寅彦 『天然色写真新法』 青空文庫
元来食物の味というものはこれは他の感覚と同じく対象よりはその感官自身の精粗によるものでありまして、精粗というよりは善悪によるものでありまして、よい感官はよいものを感じ悪い感官はいいものも悪く感ずるのであります。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
何によらず精粗の差たるや實に大なりである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
學問の道にも、精粗の二つがある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
何によらず精粗の差は実に大である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
学問の道にも精粗の二ツがある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
此の人は廣東の生れであつて、長く田舍に居つて餘り精良な碑帖などを見る機會がなかつたのが、北京へ出て僅かの日月の間に、琉璃廠あたりの店で、拓の精粗を問はず、手當り次第に多くの碑を見て、極めて大綱に渉る判斷を下したのである。
— 内藤湖南 『北派の書論』 青空文庫
で、私の意見のようにすると、味わるるものは人生で、味わうものは作家の主観であるから、作家の主観の精粗に由て人生を味わう程度に深浅の別が生ずる。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
作例 · 標準
職人の腕によって、仕上がりの精粗に明らかな差が出てくる。
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複数の案が出されたが、その内容の精粗を吟味した上で一つに絞り込むことにした。
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原稿の精粗は問わないので、まずは大まかなアイデアを書き出してみてほしい。
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