埋もれる
うもれる異読 うずもれる・うづもれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be buried
文例 · 用例
山岸外史氏の、すぐれた著書も、やや、それに似てゐるが、これは、後日、きつと讀者に、ひろく頑強に支持されるにちがひない要素を持つてゐて、決して埋もれる本ではない。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
けれども、ここに一つ、ささやかな、ともすると埋もれるのではないかとさへ思はせる、あまりにも謙讓の良書が在る。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
雪に埋もれる六ヶ月は成程短いということは出来ない。
— 有島武郎 『北海道に就いての印象』 青空文庫
町の場末から、橋を一つ渡って、山の麓を、五町ばかり川添に、途中、家のない処を行くので、雪にはいうまでもなく埋もれる。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
木材の多い地方ではあるが雪に埋もれる期間が長いので、露台はコンクリートでできていた。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
それなので、人が人に優れて学問を行い、徳を修め、他と異なる見解を懐き、他を超える情意や見識を持つようになると、凡庸の人に理解されないことは無論で、そのため優秀な人が凡人の土地に埋もれることがある。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
彼は彼自身の社会に対する一切の野心と慾望を擲って、美人の妻と一所に田舎に埋もれるという、涙ぐましいほどに甘美な夢を、安心して、夜となく昼となく逐い続けているところであった。
— 夢野久作 『笑う唖女』 青空文庫
埋もれる天才と環境との問題へ目をひらかれ、ひいては女の社会条件とその関係へと心をひろげられて行った過程。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
作例 · 標準
例句