散逸
さんいつ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #40743 · 青空 77 例
標準
being scattered and ultimately lost
文例 · 用例
たいてい、こんな、机の引出しなんかへ容れっ放しにして置くので、大掃除や転居の度毎に少しずつ散逸して、残っているのは、ごくわずかになってしまいました。
— 太宰治 『小さいアルバム』 青空文庫
其後あなた自身が見えた時、私はあなたに自分の描いたものはみんな保存してあるでしょうねと聞いたら、あなたは大抵散逸してしまったように答えられたので私は驚ろきました。
— 夏目漱石 『岡本一平著並画『探訪画趣』序』 青空文庫
その僅かの著作のうちで、この冊子は代表作であるだけに他の著作は散逸させてしまつても、これには愛惜の念が残り、晩年になるほど手もとに引つけて置いた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
まだ拾へば随分沢山にあるであらうが、可なり散逸してもゐるし、どうせ仕方のないものなので思ひきり棄てゝ了つた。
— 北原白秋 『「白秋詩集」第二巻解題』 青空文庫
あゝは申し出でたものゝYに斯う云はれて見ると僕にしてもこの程度の散逸法が最も適はしく思はれたのである。
— 牧野信一 『エハガキの激賞文』 青空文庫
この頃、湯浅芳子と共同でプーシキンの詩の翻訳を完成させているが、原稿は散逸。
— 短歌集 『小熊秀雄全集-1』 青空文庫
マダそのほかにも散逸したものがドコかに残ってると思うが、所在を明らかにしない。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
緑雨の手紙は大抵散逸したが、不思議にこの一本だけが残ってるから爰に掲げて緑雨を偲ぶたねとしよう。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
作例 · 標準
長い年月の間に、貴重な資料が散逸してしまった。
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彼の作品の一部は、残念ながら散逸して現存しない。
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散逸の危機に瀕している文化財を保護する必要がある。
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標準
dissipation
作例 · 標準
宇宙のエネルギーは、常に散逸している。
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熱の散逸を防ぐため、断熱材が使用された。
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その星は、少しずつエネルギーを散逸させながら、その生を終えようとしていた。
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ウィキペディア
散逸(さんいつ)とは、物理学においては運動などによるエネルギーが、抵抗力によって熱エネルギーに不可逆的に変化する過程をいい、熱力学においては自由エネルギーの減少に相当する。
出典: 散逸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0