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松脂

まつやに
名詞
1
標準
(pine) resin
文例 · 用例
瓜わらべの和毛から放つらしい松脂の匂いが翁の鼻に残った。
岡本かの子 富士 青空文庫
二 工場は、塵埃と、硫黄と、燐、松脂などの焦げる匂いに白紫ずんでいぶっていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
焼くような甘味のある燐の匂いが、硫黄や、松脂ともつれあって、鼻をくん/\さした。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
小山は、工人の気に喰わぬ奴に対しては、燐や、塩酸加里、硫黄、松脂などが加熱されて釜の中でドロ/\にとけている頭薬を、柄杓ですくって、頭からピシャリとぶちかけた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
そうして、その引き出しの中には、もぐさや松脂の火打ち石や、それから栓抜きのねじや何に使ったかわからぬ小さな鈴などがだらしもなく雑居している光景が実にありありと眼前に思い浮かべられる。
寺田寅彦 藤棚の陰から 青空文庫
松脂は痰の薬だと言って祖母が時々飲んでいたのである。
寺田寅彦 藤棚の陰から 青空文庫
すがすがしい松脂のにほひがして鳥もツンツン啼きました。
宮沢賢治 青空文庫
『何、左樣でない、此獸は泥土と、松脂とで、毛皮を鐵のやうに固めて居るのだから、小銃の彈丸位では容易に貫く事が出來ないのさ。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
作例 · 標準
ヴァイオリンを弾く前に、弓の毛に松脂を丁寧に塗り込んで音を整える。
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庭の松の木を剪定していたら、手にベタベタとした松脂がついてなかなか落ちない。
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野球のピッチャーがロジンバッグを触るのは、松脂などの滑り止めを指につけるためだ。
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ウィキペディア

松脂 は、マツ科マツ属の木から分泌される天然樹脂のこと。主成分はテレビン油とロジン。

出典: 松脂 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0