吊るす
つるす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to hang
文例 · 用例
蓬莢島でも一番の大金持、万熊仙という家で、この六月に生れる赤ん坊のお祝いに、部屋部屋の天井から日本の小判を吊るすのだそうで、ソックリそのまま蠅除けにするという話。
— 夢野久作 『名娼満月』 青空文庫
それよりさ、ヴェランダから、逆さに吊るすほうがいいんじゃない」 と、秋本が提案する。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
天井から吊るす丸い蚊帳であった。
— 宮本百合子 『白い蚊帳』 青空文庫
まず、簷の上には、思いきり大きな看板が二階をすっかり目隠しするように据っていたが、その簷のところには四角形の大きな門灯もあり、それから、静三が立っている脇にも、軒から吊るす板看板が三つ四つ並んでいて、路上には台八車が一台放ってある。
— 原民喜 『昔の店』 青空文庫
籠の天井は七色の絹の糸の網で、寵を吊るす紐は皆|簪の玉にする程の大きな真珠がつないでありました。
— 宮原晃一郎 『孝行鶉の話』 青空文庫
此の夏や瓢作りに余念なく青々と地を這ふ蔓や花瓢晩涼やうぶ毛はえたる長瓢 数年前俳句をつくりはじめた頃、板櫃河畔の仮寓でも大瓢箪をつくつたが、その美事な青瓢は軒に吊るす中作りかたを知らず腐らしてしまつた。
— 杉田久女 『瓢作り』 青空文庫
そうして後の四五人は、お錦を宙へ吊るすようにして、一散に丘の方へ走り出した。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
巣をつくり終わると、神社の拝殿か新築の家の屋根の箱棟から、お祓いの白い紙をつみ切ってきて、それを巣に吊るすのである。
— 佐藤垢石 『探巣遅日』 青空文庫
作例 · 標準
洗濯物をベランダに吊るす。
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