下絵
したえ
名詞頻度ランク #44770 · 青空 121 例
標準
rough sketch
文例 · 用例
そういう絵はむしろ小形の下絵を陳列した方がいいかもしれない。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
下絵を描いている時など、まるで剣術の試合でも見るような感じがあった。
— 寺田寅彦 『中村彝氏の追憶』 青空文庫
書きさしの下絵などを見出すにつけて、また新しき涙を誘わる。
— ――甲字楼日記の一節―― 『叔父と甥と』 青空文庫
」 それから屈托そうに体をよじって椅子にかけて八角テーブルの上に片肘つきながら、新吉の作った店頭装飾の下絵の銅版刷りをまさぐる。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
金春を下絵、金剛を荒彫りとすれば、観世は彫り上げて磨きをかけて角々を丸くしたようなもので、見方によっては金春の古雅を転化して円満味とし、金剛の尖鋭さを消化して華麗味としたものかとも考えられる。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
橋本経亮の『橘窓自語』に「長常という彫物師は類なき上手なり、円山主水応挙も絵の上手なりしが、智恩院宮諸太夫樫田|阿波守という人長常に小柄を彫りてよ、応挙の下絵を書かせんと誂えければ長常|諾いたり。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
因って阿波守応挙に云々といいければ速やかに下絵を画いて送りしかば、阿波守長常の方に持ち至りて下絵を与えければ、長常この下絵にては得彫らじといいたり。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いかなればと阿波守問いければ、これはわれに彫らさんと告げて応挙に下絵を画かせたまいしとみえて、応挙は画の上手なればわが彫るたがね癖を書きたり、常に悪きたがね癖なれば直さんとのみ思う。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
絵を描く前に、まず下絵を描いて構図を決めます。
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この建築デザインは、初期の下絵から大きく変更されました。
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デザイナーは、クライアントに下絵を見せて、イメージを確認した。
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