潔癖性
けっぺきしょう
名詞名詞-の形容詞
標準
obsession with cleanliness
文例 · 用例
極月の月光は曖昧の朧気を潔癖性のように排斥するので、天地は真空ほどにも浄まっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
もともと潔癖性の女だったが、宗教に凝り出してからは、ますますそれがひどくなって食事の前に箸の先を五分間も見つめていることがある。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
だが私の芸術上の潔癖性はそれをさせない。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
愛の潔癖性、それが彼を青春時代の危機から、救ってくれた。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
それにしても今迄、最も簡粗な机と本棚と一枚の坐蒲団があるだけだつた自分の部屋が、まるで見違へる程乱雑に――然も何も彼も派手つぽい女もちのものに散らかされてゐるのを見て、無性な潔癖性を亢ぶらせたのです。
— 牧野信一 『早春のひところ』 青空文庫
潔癖性に富んだ娘である。
— 牧野信一 『風媒結婚』 青空文庫
だが、彼の潔癖性は、こうせずにはいられなかったのだ。
— 菊池寛 『芥川の事ども』 青空文庫
抽象的に未来の妻となる女に対する貞操とか、何か宗教的なあるいは生理的な潔癖性からでなしに、人間としての自分が肉体で結びつくまでには、やはり人間的に愛し得る婦人を必要とするたちの青年が決してなくはない。
— 宮本百合子 『若き世代への恋愛論』 青空文庫
作例 · 標準
私の父はひどい潔癖性で、家の中はいつもピカピカだ。
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潔癖性の人は、他人と食器を共有するのを嫌がることがある。
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潔癖性ゆえに、公共の場所の衛生状態が気になって仕方がない。
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