雄しべ
おしべ異読 ゆうずい
名詞多音語
標準
stamen
文例 · 用例
彼は植物学者だったので植物の雄しべのような自然の小規模な創造物も認めた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
それがどうもおしべらしい。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
その杯状のものの横腹から横向きに、すなわち茎と直角の方向に飛び出している浅緑色の袋のようなものがおしべの子房であるらしく、その一端に柱頭らしいものが見える。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
たいていの花では子房が花の中央に君臨しているものと思っていたのに、この植物ではおしべが中軸にのさばっていてめしべのほうが片わきに寄生したようにくっついているのである。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
そうして、おしべはと見るとどこへ行ったかわからない。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
それが役目を果たしたおしべの残骸らしく思われる。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
そのときに始めて気のついたことは、この花のおしべが釣り針のように彎曲してその葯を花の奥のほうに向けていること、それからめしべの柱頭はおしべよりも長く外方に飛び出してしかもやはり同じように曲がっているということである。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
それで、虻が蜜汁をあさってしまって、後ろ向きにはい出そうとするときに、虻の尻がちょうどおしべの束の内向きに曲がった先端の彎曲部に引っかかり、従って存分に花粉をべたべたと押しつけられる。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
作例 · 標準
例句