非常用
ひじょうよう
名詞-の形容詞名詞
標準
for emergency use
文例 · 用例
このミルクと砂糖の混っているオートミイルの缶は、用意のいい亡妻がずっと以前に買って非常用にとっておいた秘蔵の品である。
— 原民喜 『原爆回想』 青空文庫
放送局の非常用発電ガソリンエンジンも停っていればしかたがないが、もしエンジンが働いていて放送をやっているとしたら、旗男の受信機には入ってくる筈だった。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
船長の非常用ボウトだった。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
右英吉は非常用向申候義は、官より右よふの事あて御つかはしにて可然かと奉存候。
— 慶応三年八月二十四日 佐々木高行あて 『手紙』 青空文庫
だから、いよいよわが身に危険がせまったときに、博士は非常用の安全な場所へ、さっととびこんだ。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
つまり、べつに博士は非常用の安全場所を用意してあり、そこへのがれたと考えるのはどうでしょう」「そういう安全場所のあったことを、焼跡から発見したのかね」「いや、それがまだ見つからないのです」「それじゃあ想像にすぎない。
— 海野十三 『金属人間』 青空文庫
夕飯のときは、非常用と称してこげくさいのが出て来た。
— 一九四三年(昭和十八年) 『日記』 青空文庫
そこには非常用の梯子がついていて、この三階から中庭にまで通じていた。
— 海野十三 『四次元漂流』 青空文庫