旦那衆
だんなしゅう
名詞
標準
gents
文例 · 用例
五六人は、旦那衆がいるからな。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
旦那衆のように冷たくは光らなかった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
近所の二階に花合わせや小博奕の寄り合いがあって、いい旦那衆も集まって来る。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
が、同じ事を、これ、(旦那衆戻り馬乗らんせんか、)となぜ言わぬ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
しかし製品は体裁よりも丈夫一方で、この界隈の工場から、小松川、市川あたりへかけての旦那衆には、親爺の靴に限るという向きもあって、註文は多いのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
芸妓屋が六七軒に、旅館以外の料亭と四五軒の待合がお出先で、在方の旦那衆に土地の銀行家、病院の医員、商人、官庁筋の人たちが客であった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
十五 河の氷がようやく崩れはじめ、大洋の果てに薄紫の濛靄が煙るころ、銀子はよその家の妓三四人と、廻船問屋筋の旦那衆につれられて、塩釜へ参詣したことがあった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
「そいぢや、角ちやん家は旦那衆だね。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫