踏ん張り
ふんばり
名詞頻度ランク #31442 · 青空 5 例
標準
standing firm
文例 · 用例
木川子の腰に細引を結び付けて、将軍が巌角に足を踏ん張り、大冒険を企てて、早速奔流落下の状を写し取った。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
なんとか助けておくんなせえ」「それが鐙踏ん張り精いっぱいというところだ。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
踏ん張りだけを迫力だと考へてゐる現画壇にとつては、大智氏の作品はヒューマニズムの濃い行き方として、当然形態上の柔らかさ、弱さが一つの方法であり、武器であるといふことにまで考へが及ばないらしい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
汽車のなかで子供は雫のたらたら流れる窓硝子に手をかけて、お銀の膝に足を踏ん張りながら声を出して騒いだ。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
白いラクーシュにのったルスタムは、確かり馬上に踏ん張り、大力を出して、引きよせようとする。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
「よいしょ」「こらっ」 二人は、足を踏ん張り、土を掴み、歯を食いしばって、押出していた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
両足を左右にうんと踏ん張り、胸へ両腕を組んでいる。
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
「もう九時でしょう」「何時だってかまわない……」 私はこう言って羽織と足袋を脱ぎ、袴をつけて、杉の樹間の暗い高い石段を下り、そこから隣り合っている老師のお寺の石段を、慄える膝頭を踏ん張り、合掌の姿勢で登って行ったのであった。
— 葛西善蔵 『父の出郷』 青空文庫
作例 · 標準
試合の終盤、疲労困憊の中でも見せた彼の持ち前の踏ん張りがチームを勝利に導いた。
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経営危機に直面した会社を立て直すには、社員一人ひとりのここ一番での踏ん張りが必要不可欠だ。
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坂道で重い荷車を押し上げるため、足の踏ん張りが利くように靴紐をきつく結び直した。
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