当夜
とうや
名詞副詞
標準
that night
文例 · 用例
私をケビンに案内した部屋ボオイは室蘭丸が処女航海でそのために当夜は盛大な宴が開かれている事を告げて私の出席を求めるのであった。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
ふたりは店に腰をかけて、下女のお伝が何者にか啖い殺された当夜のありさまを聞きただしたが、これも薄暗がりの時刻であり、且は不意の出来事であるので、亭主は二人が満足するような詳しい説明をあたえることは出来なかった。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
すでに一石橋当夜の紳士と、生理学教室における国手とが同一人である事を確めた上は、些少たりとも犯罪に対して何等その疑いは無いのでありますが、お話のごとき事が事実有り得るものかどうか、後学のため、一種人情に対する警官の経験の為に、云うて、その室で飾ると云われた、雛を見せて貰うたです。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
――爺さんは、当夜植木|店のお薬師様の縁日に出た序に、孫が好きだ、と草餅の風呂敷包を首に背負って、病中ながらかねて抱主のお孝が好いた、雛芥子の早咲、念入に土鉢ながら育てたのを丁寧に両手に抱いて、来て、途中頭の上の火事に慌てながら、驚破や見舞、と駆込んで、台所口へ廻ったのが、赤熊と一足違い。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
が、ちょうど発起人を代表して、当夜の人気だった一俳優が開会の辞を陳べ終った処であった。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
扇子店の真上の鴨居に、当夜の番組が大字で出ている。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
」 驚破す、再び、うぐい亭の当夜の嫖客は――渠であった。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
けれども彼等の中に当夜、葛飾らしい客を乗せたと明確に答えうる者も一人もなかった。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
作例 · 標準
事件が起こった当夜、彼は現場近くにいたという。
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当夜のパーティーは、予想以上に盛り上がった。
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当夜の出来事は、彼の心に深く刻み込まれた。
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