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万年雪

まんねんゆき
名詞
1
標準
perpetual snow
文例 · 用例
室へ戻って、友人にハガキを書いていると、富士の雲が引いて取ったように幕を明け、銀磨きの万年雪が、巨獣の斑紋のように二筋三筋キラリと光って、夏の富士にして始めて見るところの、威嚇的な紫色が、抜打に稲妻でもひらめかしそうに、うつぼつと眉に迫って来る。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
三合目の茗荷谷の小舎では、かけひの水が涼しかった、三合五勺では、名産万年雪を売っている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
これも貞秀の錦絵に「牛が窪、四時雪あり」とあるから、昔ながらの雪と見えるが、今ではかえって、ここの万年雪を、人が言わないようだ。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
それと共に、もし富士山に北米レイニーア火山のような氷河が放射していたならば、今の白石楠花の茂りは押し流されて見るべくもないから、私は現在の万年雪で満足し、花と雪を併せ有することを悦びとしたい。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
室ごとに請わるるままに、金剛杖に焼印を押すが、不二の象形の下に、合目や岳の名を書いたり、不二形の左右に雲をあしらい、御来光と大書して、下に海抜三千二百何メートルと註してあったり、富士とうずまく雲を下に寄せて、その上に万年雪の詠句を題したものなど、通俗的の意匠が施されている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
頂上からかけて、七合下りまで、銀流しの大雪が、槍ヶ岳の雪渓にちょっと似ているが、八月半ごろまでには大抵溶けて、九合目以上のと、内院火口にへばりついている残雪だけが、万年雪として残るらしい。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
傍で見ると、富士の万年雪の美しいのに打たれる。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
その辺の農家の石垣は、氷河の推し流した堆石を使ったりしているのが、私たち富士山で、万年雪を物色したり、日本アルプスで、「カアル」の痕を、氷河時代の遺蹟か否かと、論じ合ったりしている手合いに、いかに珍しかったろうか。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
作例 · 標準
富士山の頂上付近には、夏でも万年雪が残っている。
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万年雪が溶けた水は、麓の村に豊かな恵みをもたらす。
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遠くに見える万年雪を眺めながら、ハイキングを楽しんだ。
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