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旧風

きゅうふう
名詞
1
標準
old customs
文例 · 用例
彼れはその以前迄、一人だけであの旧風な煉瓦造りの××番館全体を使用してゐたが、間もなく、建築物の大部分をシャンダーラムと呼ばるるアリヤンの一家族へ又貸しをして了ひ、自分は北隅に位置をしめた十二畳程もある湯殿へと椅子や寝台を移し、そこで日夜を過ごす事に充分な満足を感じてゐたのである。
松永延造 アリア人の孤独 青空文庫
先生があのように仰しゃって下すっても、旧風の頑固で、私共の心を汲んでくれようとも致しませず、泣いて訴えましたけれど、許してくれません。
田山花袋 蒲団 青空文庫
この時に当りて徳川家の一類に三河武士の旧風あらんには、伏見の敗余江戸に帰るもさらに佐幕の諸藩に令して再挙を謀り、再挙三拳ついに成らざれば退て江戸城を守り、たとい一日にても家の運命を長くしてなお万一を僥倖し、いよいよ策|竭るに至りて城を枕に討死するのみ。
瘠我慢の説 瘠我慢の説 青空文庫
私は、芝居を見乍ら、食べ、飲み、握手し、接吻することを、決して下等だとは、思わないが、こうした東京の女は、直ぐ新らしさを受入れ、大阪の女は旧風を固守する事に、可成り文化の進歩に、遅速が生じて来たと思っている。
直木三十五 大阪を歩く 青空文庫
第二首は、やはり下の句になつて放散し過ぎた嫌ひはあるが、其だけにある旧風ながら深い文学味の、其句に感じられる点が優れてゐる。
折口信夫 橘曙覧評伝 青空文庫
此二首の中、前一首は「万代までも栄えたらなむ」と言ふ風な旧風のものである。
折口信夫 橘曙覧評伝 青空文庫
此頃の歌らしいものには、相当旧風なものがある。
折口信夫 橘曙覧評伝 青空文庫
俊頼に対して旧風を守つてゐたのは、藤原基俊である。
万葉集以後の歌風の見わたし 短歌本質成立の時代 青空文庫
作例 · 標準
この地域では、今でも昔ながらの旧風が守られており、静かで落ち着いた雰囲気が漂っている。
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夏の祭りでは、数百年続く旧風の舞が披露され、多くの観光客を魅了した。
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「このお茶の淹れ方、うちのおばあちゃんがやってた旧風と同じだわ。」
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