塩酸
えんさん
名詞頻度ランク #41262 · 青空 81 例
標準
hydrochloric acid
文例 · 用例
高等小学校の理科の時間にTK先生という先生が坩堝の底に入れた塩酸カリの粉に赤燐をちょっぴり振りかけたのを鞭の先でちょっとつつくとぱっと発火するという実験をやって見せてくれたことを思い出す。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
ことに空気を局部的に熱したときに起る対流渦動の実験にはいつもこれを使っていたが、後には線香の煙や、塩酸とアンモニアの蒸気を化合させて作る塩化アンモニアの煙や、また近頃は塩化チタンの蒸気に水蒸気を作用させて出来る水酸化チタンの煙を使ったりしている。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
そこも燐や、硫黄や、塩酸加里などの影響を受けて、すべてが色褪せ、机の板は、もく目ともく目の間が腐蝕し、灰色に黝ずんでいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
小山は、工人の気に喰わぬ奴に対しては、燐や、塩酸加里、硫黄、松脂などが加熱されて釜の中でドロ/\にとけている頭薬を、柄杓ですくって、頭からピシャリとぶちかけた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それからすきとほらせる為に、ガラスのかけらと水銀と塩酸を入れて、ブウブウとふいごにかけ、まっ赤に灼きました。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
硫酸か塩酸のようにスゴイ……。
— 夢野久作 『実さんの精神分析』 青空文庫
」「硝石……塩酸加里。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
おびただしく並べられた瓶に試験管、そして塩酸のきつい刺激臭が物語るのは、彼が一日じゅうご執心の化学実験をやっていたということだ。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
作例 · 標準
実験で使うため、慎重に塩酸の容器を開けた。
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胃液の主成分は塩酸であり、食べ物の消化を助けている。
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塩酸は強力な酸なので、取り扱いには注意が必要だ。
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ウィキペディア
塩酸(えんさん)とは塩化水素の水溶液であり強酸の一種である。本来は塩化水素酸と呼ぶべきものだが、歴史的な経緯から酸素を含む酸と同じように、塩酸と呼ばれている。 刺激臭をもつ無色の液体。
出典: 塩酸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0