新論
しんろん
名詞
標準
new argument
文例 · 用例
私は「世間胸算用」の現代語訳を試み、昨年は病中ながら「西鶴新論」という本を書いた。
— 織田作之助 『わが文学修業』 青空文庫
学校では、生理の課目は無かったが、木版刷の「全体新論」や「化学衛生論」を読んでみて、支那の医術は、意識的もしくは無意識的な騙りに過ぎない、という事をいよいよ明確に知らされた。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
然し、何と言つても、彼の名を不朽にしたのは、四十四歳の時に著した「新論」だらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
」 と云ふのが「新論」の冒頭で、正志斎が絶叫した趣旨である。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
「新論」は、熱血溢るゝ当時の勤皇の志士達には、経典の如く読まれ、奮起の原動力となつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
吉田松陰は、肥後の宮部|鼎蔵と手を携へて上京する船中でも、この「新論」を読んで感激措く能はず、幾度も船中で雀躍して、快哉を連呼したさうだ。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
高杉晋作は、「新論」を読むと、すぐ藩公の世子に献上してゐるし、真木和泉は、「新論」を読むや、矢も楯もたまらず、水戸へ出掛けて、会沢門下に加はつてゐる。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
「新論」の名声は天下を風靡して、「新論」を読まざる志士なく、「新論」を読んで勤皇志士たらざる無し、と云つた有様であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
作例 · 標準
彼の論文は、これまでの常識を覆す新論を展開していた。
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その学会で、若手研究者が画期的な新論を発表した。
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彼の新論は、多くの学者たちの間で活発な議論を呼んだ。
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ウィキペディア
『新論』(しんろん)は、文政8年(1825年)3月に会沢正志斎が述作した、尊王論と国防を説いた書である。水戸藩主・徳川斉脩に上呈するために書かれた。ただし、その内容のために出版は禁止されたが、門人たちがひそかに書き写して匿名で広め、江戸玉山堂から安政4年(1857年)に正式に出版された。
出典: 新論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0