妙策
みょうさく
名詞
標準
clever scheme
文例 · 用例
もしも、いつも半分風邪を引いているのが風邪を引かぬための妙策だという変痴奇論に半面の真理が含まれているとすると、その類推からして、いつも非常時の一歩手前の心持を持続するのが本当の非常時を招致しないための護符になるという変痴奇論にもまたいくらかの真実があるかもしれないと思われる。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
それが大|概一|局に一時間乃|至一時間半、一二度は三時間餘にも及んだことがあるのだが、さう鋭くもなく敢へて奇手|妙策も弄せず靜かに穩かにもみ合つてゐる光|景たるやたしかに「櫻かざして」の感なくもない。
— ―將棋いろいろ― 『下手の横好き』 青空文庫
いかがでしょう、先生、至極妙策じゃありませんか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
今頃は東西南北、どこの空を飛んでいるか、解るものか」 五右衛門はそう言ったが、何思ったか、急にうんとうなずいて、「しかし、俺はきっと猿飛をつかまえて見せるぞ」「何か妙策が……?
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
子分共もっと傍へ寄れ……」 五右衛門は子分を集めると、わざとらしく声をひそめて、「――妙策というのは外でねえ。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
これは妙策だ、幸い人通りもなし、あったところが自分で自分が飛び上るに文句をつけられる因縁はない。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
そうして妙策を献じたのは土屋庄八郎昌猛であった。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
扨御内談承り候事の如く、御妙策被行候事と奉存候。
— 慶応二年八月十六日 三吉慎蔵あて 『手紙』 青空文庫
作例 · 標準
この難問を解決するには、何か妙策が必要だ。
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彼の考え出した妙策は、誰もが予想しないものだった。
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その外交官は、見事な妙策で国家間の対立を収めた。
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