昨年度
さくねんど
名詞副詞頻度ランク #10929 · 青空 24 例
標準
previous year (fiscal, academic, etc.)
文例 · 用例
何事かと思って出てみると、国際電報によって昨年度と今年度のノーベル賞金の受賞者の名前の報知が届いた、その一人はアインシュタインで、もう一人はコーペンハーゲンのニールス・ボーアという人だそうだが、このボーアという人はいったいどんな人でどういう仕事をした人かというのである。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
しかし進み行くべき針路は定っている」太陽をめぐる天体の運行が形容の例にとられ、そのような「拘束でない節制」を文化にもたらす組織として成立し、事業を物故文芸家慰霊祭、遺品展覧会、昨年度優秀文学作品表彰、機関誌『文芸懇話会』の発行とした。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
映画として観れば、細部に納得の行かぬ点、あまり好都合過ぎる点、カメラの効果の点で疑問がない訳ではなかったが、この作品が昨年度の傑作の一つとなり得たのはポール・ムニの演技がこの科学者の人間的諸感情、情熱をその仕事との綜合でまざまざと生かし得たからであった。
— ――文芸時評―― 『ヒューマニズムへの道』 青空文庫
二 昨年度において、私の心に引かれたものの一つは、ゲエテ百年祭を機會にあの詩人を囘顧する聲のかなり賑やかであつたことである。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
昨年度は、市川團十郎の三十年祭といふことでも、いろ/\な催しがあり、諸家の追憶談で賑はつた。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
昨年度の映画の中でベストワンといはれる“土”の入場券を貰つてゐたけれど、たうとう――行かず仕舞になつた、衰へたるかな山頭火、いつまでも青年性を失はないであれ、老いても老いぼれたくない、若い老人のよさを保持せよ。
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
これは昨年度には病気で死んだ人が何千万人あって其の内訳はどうだとか言う紙面の上の統計の様に乾枯らびたものではなく、ピチピチ生きている人間を捉えてやる仕事でその観察点も現代人の心臓を突き刺すほどの鋭さがあるところに、わが友江田先生の統計趣味の誇りがあるといってよい。
— 海野十三 『階段』 青空文庫
幸ひ昨年度に於て、関根秀雄氏の「モンテーニュ随想録」三巻の名訳が完結し、専門家の間は勿論、これを識る人々の満場一致的賞讃を博したことから見て、本書の如きは最も適当な候補作品であると私は信じた。
— 岸田國士 『「モンテーニュ随想録」(関根秀雄君訳)』 青空文庫
作例 · 標準
昨年年来、この地域の人口は着実に増加している。
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昨年年来、彼の健康状態は芳しくない。
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昨年年来、この問題に対する関心が高まっている。
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