幻辞.com

戯弄

ぎろう
名詞動詞-サ変
1
標準
teasing
文例 · 用例
そうして神様のお啓示か、悪魔の戯弄かわからないままに、ドキンと、胸が轟くと一緒にハッと吾に帰るような事が、一日のうち何度となくあるようになりました。
夢野久作 瓶詰地獄 青空文庫
そのシテを戯弄するような不心得の者は許さぬ。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
インドで帽蛇を神視しまた蛇|遣いが種々戯弄して観せるごとく古エジプトで神視され今も見世物に使わる物である。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
」 その男は戯弄はれたのだと知ると、酸漿のやうに顔をふくらませた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
朝っぱらのお客はどこのカフェーでも歓迎されないものである上に、余計な事を云って戯弄ったものだから、一層|憤って手間を喰わしているのであろう。
夢野久作 暗黒公使 青空文庫
実際連中は、お鶴がいつも私を抱いているので面白ずくによく戯弄った。
水上滝太郎 山の手の子 青空文庫
失われた恋に未練を残して人心地も無く日を送っている憐れな自分を戯弄うために、悪魔が親友の姿をして、此処にこうして歩いているのだ」 其時、ムリオは私の前で、ピッタリと停まって腕を組んだ。
国枝史郎 西班牙の恋 青空文庫
……私そのつもりでいました」彼女は静かな調子ですこし人を戯弄うようにいう。
近松秋江 狂乱 青空文庫