単級
たんきゅう
名詞
標準
single-grade (classroom)
文例 · 用例
色の黒い、痘痕だらけの、蟹の甲羅のやうな道化た顔をして、白墨の粉の着いた黒木綿の紋付に裾短い袴を穿いた――それが真面目な、教授法の熟練な教師として近郷に名の知れてゐる、二十年の余も同じ山中の単級学校を守つて来た此処の校長の田宮であつた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
村の学校は、其頃まだ見窄らしい尋常科の単級で、外に補習科の生徒が六七人、先生も高島先生一人|限りだつたので、教場も唯一つ。
— 石川啄木 『二筋の血』 青空文庫
「みなさん、雨の降るのに、よく休まないで来ましたね」 お松はここで三十人の子供を相手に、単級教授をはじめる、介添役は与八。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そこで井口氏の辞職となり、我々友人は井口氏を他村に送るに忍びず、また学校の態度にも憤慨したので、村の有力者臼井喜代氏や長兄安兵衛その他の有志と力を合わせ、新たに井口氏を推して研成義塾を設け、町村とは全く独立した高等科の単級教授を開始したのである。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
作例 · 標準
過疎化が進む村の小学校では、全学年が一つの教室で学ぶ単級編成が続いている。
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単級のクラスでは、上級生が下級生に勉強を教えるという光景が日常的に見られる。
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複式学級になるのを防ぐため、なんとか単級を維持しようと地域住民が協力している。
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