人倫
じんりん
名詞
標準
human relations
文例 · 用例
そのがつしりした鉄のやうな腕は、すべての不健全なもの、非人倫的なもの、神秘的なもの、病感的なもの(もちろんその中には私の詩にみるやうな哲学も含んで居る)及び人生の幸福に有害なる一切の感情を弾きとばすことに熱して居る。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
このような特殊な場合だけ考えると、実際世間で純粋な芸術が人倫に廃頽的効果を与えるといって攻撃する人たちのいう事も無理でないと思われて来る。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
我我の過去の因襲から、いはれなき人倫から、既に廢つてしまつた眞理から、社會の愚かな習俗から、すべての朽ちはてた執着の繩を切らうぢやないか。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
恩師と旧友の面影を正すというのは、ささやかな仕事に似て、また確実に人倫の大道に通じているかも知れないのである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
我なきもの誰か人倫を乱らむや。
— 泉鏡花 『愛と婚姻』 青空文庫
且つ夫れ兇器の横威、人倫を泯し、天地を冥うする事久し。
— 北村透谷 『「平和」発行之辞』 青空文庫
「それに、兄の女を内室にすると云うことは、人倫にもはずれた所為かと思われます」 左京之進は遥に元親の方を見た。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
刻薄これより生じ、驕情これより生じ、怯懦これより生じ、迷妄これより生じ、頽廃これより生じ、騒乱これより生じ、人倫を破壊し、自然を毀損し、天理人情と背反して顧みない者これより生じる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
古典文学には、人倫を重んじる思想が色濃く反映されている。
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彼らは人倫にもとる行為を行ったとして、社会から非難された。
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人倫の道から外れない生き方を心がけている。
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