水泡に帰す
すいほうにきす
表現動詞-五段-サ行
標準
to come to naught
文例 · 用例
いわゆる『粒々辛苦の末に開拓した経済的基礎』が、水泡に帰するだろう。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
僕たちの悪計もまさに水泡に帰するかの如くに見えた。
— 太宰治 『未帰還の友に』 青空文庫
何十年かの勤続も水泡に帰するんだから。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
劇詩若し劇界の外に於て充分の読者を占有する事を得ば、或は不可なからむ、然れども若し塲に上せられんとするに於ては、必らず幾多の不都合を生じて、之が為に折角の辛労を水泡に帰するが如き事、間々あるべし。
— 北村透谷 『劇詩の前途如何』 青空文庫
官軍の追撃急であり、若しこの一戦に破れれば、熊本包囲の事も水泡に帰するので薩軍は余軍のうち二千余をもって衝背軍に当り、八百余をして熊本城を攻め、其余の兵力は悉くこの守線に動員した。
— 菊池寛 『田原坂合戦』 青空文庫
そして彼の仕事が水泡に帰するのであらうことを慮つて、気の毒な気がした。
— 牧野信一 『趣味に関して』 青空文庫
そこで最も文芸復興の手段として、私は純粋小説論の一端を書いたのだが、文学に於ける能動精神も、浪曼主義も、ここから、発足しなければ、いったいいかなる能動主義の立場をとり、浪曼主義の立場を取ろうとするのか、足場がぐらぐらしていては、恐らくどのような文学主張も、水泡に帰するにちがいあるまい。
— 横光利一 『純粋小説論』 青空文庫
是等は都て家風に存することにして、稚き子供の父たる家の主人が不行跡にて、内に妾を飼い外に花柳に戯るゝなどの乱暴にては、如何に子供を教訓せんとするも、婬猥不潔の手本を近く我が家の内に見聞するが故に、千言万語の教訓は水泡に帰す可きのみ。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
作例 · 標準
All our efforts to negotiate seemed to 水泡に帰す.
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The rebellion, lacking support, eventually 水泡に帰す.
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His dreams of fame and fortune did 水泡に帰す.
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