今宵
こよい
名詞副詞頻度ランク #21989 · 青空 1838 例
標準
this evening
文例 · 用例
二階の一室狭けれども今宵はゆるやかに寝るべしと思えば船中の窮屈さ蒸暑さにくらべて中々に心安かり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
謝源は今宵程自分といふものが大きく思はれた時はなかつた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
磯山に、暫し岩根のまつ程に、暫し岩根のまつ程に、誰が夜舟とは白波に、楫音ばかり鳴門の、浦靜かなる今宵かな、浦靜かなる今宵かな。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
今宵のこの庭のかがり火は純粋な神のみが使う資格のある聖なる祭の火であった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
それよ、今宵よりは一時づゝの仕事を延ばして、この子が為の収入を多くせんと仰せられしなりき。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
おもふ事なき身もと、すゞろに鼻かみわたされて、日記のうちには今宵のおもふこと種々しるして、やがて哀れしる人にとおもふ。
— 樋口一葉 『すゞろごと』 青空文庫
旅人宿だけに亀屋の店の障子には燈火が明く射していたが、今宵は客もあまりないと見えて内もひっそりとして、おりおり雁頸の太そうな煙管で火鉢の縁をたたく音がするばかりである。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
二人の話しぶりはきわめて卒直であるものの今宵初めてこの宿舎で出合って、何かの口緒から、二口三口|襖越しの話があって、あまりのさびしさに六番の客から押しかけて来て、名刺の交換が済むや、酒を命じ、談話に実が入って来るや、いつしか丁寧な言葉とぞんざいな言葉とを半混ぜに使うようになったものに違いない。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
作例 · 標準
今宵は満月が美しい。
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今宵の宴は、思い出に残るものとなるだろう。
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「さあ、今宵はとことん飲み明かそうじゃないか!」
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