雅客
がかく
名詞
標準
man of letters
文例 · 用例
風流雅客を嘲るもの、邦家を知らざるの故を以て彼等を貶せんとする事多し。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
慾も得もない書放しで、微塵も匠気がないのが好事の雅客に喜ばれて、浅草絵の名は忽ち好事家間に喧伝された。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
蕪村もと名利を厭い聞達を求めず、しかれども俳人として彼が名誉は次第に四方雅客の間に伝称せらるるに至りたり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
蕪村もと名利を厭ひ聞達を求めず、しかれども俳人として彼が名誉は次第に四方|雅客の間に伝称せらるるに至りたり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
若し其の方法にして獨りこゝに遊ぶ人間に對して訓示するのみに止まらず、進んで草木その物に對しては恰も農夫の稻に於けるが如く學者の書卷に於けるが如きものありとせば其の恩澤を蒙むるものは啻にわが國内の雅客のみならず世界の旅行者も深く其の勞を謝するであらう。
— 一名京都紀行 『十年振』 青空文庫
ところが、この『北越雪譜』の著者鈴木牧之|翁は、越後の塩沢の商人で、時々商用で上京した時に当時のいわゆる文人雅客と交りを結んではいたものの、その全生涯は殆んど越後の雪の中で送られたものと見て差支えない。
— 中谷宇吉郎 『語呂の論理』 青空文庫
たぶんさうした文人雅客の愛誦語でもあらうか、ある中華料理店の聯に、林泉、市ニ近ク、幽、更ニ幽 と、書いてあつた。
— 吉川英治 『折々の記』 青空文庫
取り拡げた品物を片付け乍ら最後に、ちよつとしめやかな口調で、「かう云ふ物などをもて遊んで、雅客を迎へるのも実に久し振りだなあ。
— 佐藤春夫 『芥川龍之介を憶ふ』 青空文庫
作例 · 標準
その老紳士は、長年文学界に貢献してきた著名な雅客として知られている。
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書斎には、彼の収集した古書が並び、まさしく雅客の趣があった。
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彼は幼い頃から書物を愛し、将来は立派な雅客になることを夢見ていた。
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その詩人の作品には、人生経験豊かな雅客ならではの深みが感じられる。
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標準
narcissus
作例 · 標準
春の訪れとともに、庭には一面の雅客(水仙)が咲き誇った。
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彼女の生け花には、白く清らかな雅客が添えられていた。
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早春の山野で、可憐な雅客の群生を見つけた。
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「この香りは…!水仙、つまり雅客ですね。とても癒されます。」
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