拍子抜け
ひょうしぬけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #22871 · 青空 0 例
標準
anticlimax
文例 · 用例
狡智の極を縦横に駆使した手紙のような気がしていたのですが、いま読んでみて案外まともなので拍子抜けがしたくらいです。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
七人のあたまさえ四斗樽、これがあらかた片附いて、浜へ樽を上げた時、重いつもりで両手をかけて、えい、と腰を切った拍子抜けに、向うへのめって、樽が、ばっちゃん、嘉吉がころり、どんとのめりましたきり、早や死んだも同然。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
乗るわ、降りるわ、混合う人数の崩るるごとき火水の戦場往来の兵には、余り透いて、相撲最中の回向院が野原にでもなったような電車の体に、いささか拍子抜けの形で、お望み次第のどれにしようと、大分|歩行き廻った草臥も交って、松崎はトボンと立つ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
豹吉は拍子抜けした。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
けれども宿に落ちつき、その宿の女中たちの言葉を聞くと、ここもやっぱり少年の生れ故郷と全く同じ、津軽弁でありましたので、少年はすこし拍子抜けがしました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
」へんに拍子抜けがして、僕は尋ねた。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
実に、拍子抜けがすると思う。
— 太宰治 『困惑の弁』 青空文庫
とれいの御冗談めかしておつしやいましたので、入道さまも拍子抜けがした様子で、ぼんやり将軍家のお顔を見上げて、何もおつしやらずに、やがて静かに一礼して、そのままあつけなく御退出に相成りました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
この本は、著名な文学評者から絶賛されました。
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映画祭では、多くの映画評者が集まり、作品について活発な議論が行われました。
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「あの評者は、いつも辛口だけど、的確な意見を言うんだよね。」
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