人影
ひとかげ異読 じんえい
名詞多音語頻度ランク #18686 · 青空 3302 例
標準
figure of a person
文例 · 用例
すべての恋する人々は、自分等以外に全く人影のない離れ小島の無人島で、心行くまで二人だけの生活をし、二人だけの会話をしたいと願うのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
そこらの氷店へはいって休んだ時には、森の中にあふるる人影がちらついて、赤い灯や青い旗を吹く風も涼しく、妹婿がいつもの地味な浴衣をくつろげ姪にからかいながらラムネの玉を抜いていた姿がありあり浮ぶ。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
そうしてじっと蹲ったままで可愛い首を動かして自分のまわりをぐるぐる廻って行く不思議な人影を眺めているようである。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
私は今でも盆踊りというとその夜を思い出すが、不思議な錯覚から、その時踊っていた妖精のような人影の中に、死んだその人の影がいっしょに踊っていたのだというような気がしてしかたがない。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
夏とはちがって人影も見えぬ和楽園の前に釣を垂れている中折帽の男がある。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
普通の火事ならば大勢の人が集まっているであろうに、あたりには人影もなくただ野良犬が一匹そこいらにうろうろしていた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
温室の白塗りがキラキラするようでその前に二三人ふところ手をして窓から中をのぞく人影が見えるばかり、噴水も出ていぬ。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
ちゃんとした道路があるが通っている人影が見えない。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
作例 · 標準
割れた皿は、一欠片(ひとかけら)も残さずきれいに掃除した。
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昔の思い出の一欠片(ひとかけら)が、ふと心に蘇った。
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この宝石は、一欠片(ひとかけら)でもその輝きを失わない。
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標準
shadow of a person
作例 · 標準
暗闇の中、遠くに人影(ひとかげ)が見えた。
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人影(ひとかげ)に紛れて、そっと会場を後にした。
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壁に映った人影(ひとかげ)が、不気味に揺れていた。
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