水場
みずば
名詞
標準
watering hole
文例 · 用例
滿潮の時は、さつと潮してくる浪がしらに、虎斑の海月が乘つて、あしの葉の上を泳いだほどの水場だつたが、三年あまり一度もよしきりを聞いた事……無論見た事もない。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
すぐここには見えない、木の鳥居は、海から吹抜けの風を厭ってか、窪地でたちまち氾濫れるらしい水場のせいか、一条やや広い畝を隔てた、町の裏通りを――横に通った、正面と、撞木に打着った真中に立っている。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
泣かゆるに日は照り暑し湯気立てて蟶を今|釜に煮沸す照る砂に雷管のごと花落す朱欒一木が老いてお庭に棟瓦千石船の朱と碧は正目仰ぎて深き雑草鍋二つ汲水場に伏せて明らけき夏真昼なり我家なりにし白栄に蛇奔る裏堀は水紋の動き光とありつつ我が書斎たりし隠居家は、なほ遺れども、既に久しく鎖しぬ。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
あの手水場の高い処にある小窓の障子かも知れないわ。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
表の手水場のは硝子戸だけれども、裏のは紙障子だわね。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
あの音は手水場でしているのだわ。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
「手水場の障子は破れていなかったのねえ。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
手水場の中よりか、矢っ張ここの方が近く聞えるわ。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
作例 · 標準
サバンナの水場には、様々な動物たちが水を求めて集まっていた。
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昔の宿場町には、旅人が馬を休ませるための水場が設けられていた。
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公園の片隅に鳥たちが羽を休めるための小さな水場が作られている。
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