霊歌
れいか
名詞
標準
spiritual (religious song)
文例 · 用例
そして最も単純な原文、かつて教訓本の中で読んだことのある、古い歌曲の原文を、古い霊歌の原文を、好んで捜し求めた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
「茅ヶ崎のキャムプも、いまは黒ちゃんや韓国兵が多いってな、夜な夜な望郷の黒人霊歌や、うら悲しい朝鮮民謡の哀調がきこえてくるっていう話だ、戦争はどうでもかまわねえが、おれはあの陽気なキャムプがなつかしいな、なんてったって朗らかで、わりかた質が良かった」「じゃ、あそこの米軍は?
— 山川方夫 『その一年』 青空文庫
されどわれいかでこの翁を忘れえんや。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
十蔵も続いて駆けいでしが独り二郎のみは室に残りぬ、われいかでためろうべき、二郎を連れ出さばやと再び内に入らんとするを岡村堅くわが手を握りて放たず、われら口々に宮本宮本と呼び立てぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
されど母上はなお貴嬢が情けの変わりゆきし順序をわれに問いたまいたれど、われいかでこの深き秘密を語りつくし得ん、ただ浅き知恵、弱き意志、順なるようにてかえって主我の念強きは女の性なるがごとしとのみ答えぬ。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
もしそれこれを憶うていよいよ感じ、瞑想(めいそう)静思の極にいたればわれ実に一呼吸の機微に万有の生命と触着するを感じたりき もしこの事、単にわが空漠たる信念なりとするも、わが心この世の苦悩にもがき暗憺たる日夜を送る時に当たりて、われいかにしばしば汝に振り向きたるよ、ああワイの流!
— 国木田独歩 『小春』 青空文庫
げに治子の姉妹なりと言わんもわれいかでたやすく疑い得べき、ことに最初わが方を振り向きし時のまなざしは治子のと少しも違わず、かの美しき目とかくまでに相|肖たる眼を持つ少女のまた世にあらんとは思わざりしに。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
第一に博士の一九二〇年代に適するようにクリスト教旧神学中より抽出されました簡潔の神学はただこの語だけで見ますればこれいかにも適当であります。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
作例 · 標準
黒人霊歌の力強い歌声が、小さな教会の礼拝堂に響き渡った。
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その合唱団のレパートリーには、アフリカ系アメリカ人の伝統的な霊歌が多く含まれている。
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彼女は魂を揺さぶるような霊歌を歌い上げ、観客席からは大きな拍手が湧き起こった。
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ウィキペディア
霊歌 は日本語では黒人霊歌(こくじんれいか)とも呼ばれ、アメリカ合衆国で誕生した宗教的な民謡 の一つであり、奴隷状態に置かれていた南部のアフリカ系アメリカ人(黒人)の共同体の中から誕生した固有の宗教歌で、通常作者は不明である。これらの歌は18世紀後半の数十年間から1860年代に制度的奴隷制が廃止されるまでの間に黒人の共同体の中で育まれ、アメリカ民謡の最も幅広い重要な音楽形態の一つに発展した音楽。
出典: 霊歌 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0