忌憚のない
きたんのない
表現形容詞
標準
unrestrained
文例 · 用例
それ故論壇では紅葉の態度や硯友社の作風に慊らないで忌憚のない批評をしても、私交上には何の隔心も持たなかった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
たゞ忌憚のない感じを申すと、あまりに小寺さんの近代的審美感から、極めて僅かではあるが、時々|生のまゝの原形をまげて居はしまいかと恐れさせられた事である。
— ――第四回郷土舞踊と民謡の会・批判―― 『感謝すべき新東京年中行事』 青空文庫
私は、十年前、築地小劇場の旗揚興行に際して、最も同情ある観客の一人として、忌憚のない批評を試みたが、その際も、特に、翻訳劇上演の意義と、その方法に関する私見を述べた記憶がある。
— 岸田國士 『翻訳劇と翻案劇』 青空文庫
第一回の試演に不満を感じられ、または興味をもたれた諸君は、今度の試演の結果についても、更に忌憚のない批評をして下さることを希望します。
— 岸田國士 『文学座第二回試演に際して』 青空文庫
三 ヂヤアナリズムの以上のやうな傾向が、まつたく国民大衆の教養を反映し、これに迎合しなければ経営が成立たぬといふことであれば、私は、こゝで、現在の国民教育について、忌憚のない意見を述べねばならぬ。
— 岸田國士 『一国民としての希望』 青空文庫
そこで、現在、私の最も尊敬するいくたりかの戯曲作家に、忌憚のない註文をさせてもらふ。
— 岸田國士 『劇文学は何処へ行くか』 青空文庫
その座上も、かなり和やかで、主客の間に、ずいぶん忌憚のない時代評も行われましたが、大局の帰するところは同じようなもので、どのみち、徳川家の末路の傾いて来たのは、時の勢いでぜひがない。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
……三つとも飲って見て、ひとつ忌憚のないところをきかしてくれ。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
作例 · 標準
「部長、今日は無礼講ということで、忌憚のない本音をぶつけ合ってもよろしいでしょうか?」
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新商品のプロトタイプについて、ターゲット層である若者たちから忌憚のないダメ出しを受けた。
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忖度ばかりの会議に嫌気がさし、彼はあえて周囲を凍りつかせるような忌憚のない正論を吐いた。
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