位相差
いそうさ
名詞
標準
phase contrast
文例 · 用例
やがて花よめ花むこが騎馬でお寺に乗りつけてたいそうさかんな式がありました。
— 有島武郎 『燕と王子』 青空文庫
身上はなかなかえいそうだけれど、あれもやっぱりかわいそうさ。
— 伊藤左千夫 『紅黄録』 青空文庫
何がいったいそうさせるのであろう?
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
かわいそうだった松江、そのかわいそうさをくぐってきたことをじぶんの恥のように卑下しているような松江……。
— 壺井栄 『二十四の瞳』 青空文庫
城代家老といえば、藩でも殿さまのつぎにくらいするおかたで、このかたが、たいそうさざんかをお好みになり、さざんかの名木という名木をあつめ、屋敷のまわりへおうえになったので、いまでも山茶花屋敷といえば、この近郷だれしらぬものもない、なりひびいたお屋敷だったのです。
— 橘外男 『亡霊怪猫屋敷』 青空文庫
「これはあの、さっき、江戸表からお越しになった与力方が、殿様とお話中に見えなくして、たいそうさがしておりました人相書、御用人様へ返してあげて下さいませ」 子供をすかすように取りあげて、せかせかと持って行った素振を、かの女は、いつになくひがんで見ていた。
— 鳴門の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
位相差顕微鏡は、生きた細胞を染色せずに観察する際、細胞内部構造の**位相差**を光の干渉によって明瞭なコントラストに変換する。
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音響信号処理では、複数のマイクで同時に音源を捉えることにより生じる音波の**位相差**を利用して、音源の正確な位置を推定する。
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光通信において、光ファイバーを伝送する信号のわずかな**位相差**が累積すると、データ伝送のエラー要因となることがあるため、厳密な管理が求められる。
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地震波の解析では、異なる観測点に到達するP波とS波の**位相差**を測定することで、震源の位置や地下構造の情報を得る。
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