糞害
ふんがい
名詞
標準
problems caused by animal droppings
文例 · 用例
実にふんがいにたえない。
— 宮沢賢治 『紫紺染について』 青空文庫
けれども、心の中では、みんながあんまりうぬぼれが強く、自分のことばかりを考え、自分のことばかりをじまんしていて、おとなしくすみっこに立って、つばをはきかけられているもののことなどは、ちっとも考えてくれないのを、ふんがいしていました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『眠りの精』 青空文庫
ある日、兵太郎君が五、六人のなかまにむかって、なにか一生けんめいにふんがいしていた。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
石太郎のほうでも、そのほうがむしろ気楽なのか、一どもふんがいしたことはない。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
ほんまに、こんなええ奥さんがいたはったのに……」 夏子がもとの旦那の本妻だったと判ると、もう夏子の分までふんがいしている千代若の言葉をききながら、夏子は真青になっていたが、しかし、ターバンを巻くようになったのは、それから間もなくのことだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
そして、改めて細君に逃げられたことを想い出して、ふんがいした。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
陽子が自分を「げす」と呼んで、ふんがいして出て行ったことを、デカダンスの沼に溺れている自分が掴むせめてもの藁にしたかったのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
」 彼らはふんがいし、旦那と帳場の仕打を恨んで口々にわめきたてた。
— 島木健作 『鰊漁場』 青空文庫