胆汁
たんじゅう
名詞
標準
bile
文例 · 用例
怒りを意味する choler はギリシアの胆汁のコレーから来ているそうで、コレラや gall や yellow なども縁があるそうである。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
三番目「仇討輪廻」では、多血質、胆汁質、神経質とでも言うか、とにかく性格のちがう三人兄弟の対仇討観らしいものが見られる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
淡水魚の、養殖とか漁獲とか製品保存とかいう、専門中でも狭い専門に係る研究なので、来ている研究生たちは、大概就職の極っている水産物関係の官衙や会社やまたは協会とかの委託生で、いわば人生も生活も技術家としてコースが定められた人たちなので、朴々としていずれも胆汁質の青年に見えた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
素直なものは黙過され易いが、この作家のもののうちには、見得易からざる胆汁質的の頼もしさともいふべきものが含まれて居り、牛歩千里の趣きが期待されるのだ。
— 牧野信一 『月評』 青空文庫
葉子は口びるだけに軽い笑いを浮かべながら、胆汁のみなぎったようなその顔を下目で快げにまじまじとながめやった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
』『身体の各部分は一つ一つ特別な遊星に相応していて、たとえば温熱の源たる心臓は太陽に相応し、脳は太陰に、肝臓は木星に、腎臓は金星に、また黒い胆汁を蔵する脾臓は憂鬱の支配たる土星に、胆嚢は火星に、肺臓は水星に相応している。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
敵が憎いと云う一念で、胆汁が霊にまで滲みこんでいたと見える。
— 宮本百合子 『対話』 青空文庫
十二指腸から胆汁をとる療法だがこのゾンドなるものをかけられる時は一種悲しき芸当の感じだ。
— 宮本百合子 『一九二九年一月――二月』 青空文庫
作例 · 標準
脂肪の消化を助ける胆汁は、肝臓で作られた後、胆嚢に一時的に蓄えられる。
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手術後に挿入されたチューブから、黄金色の胆汁が絶え間なく排出されている。
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胆汁の流れが滞ると、体に黄疸が出て皮膚や目が黄色くなることがある。
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ウィキペディア
胆汁(たんじゅう)は、肝臓で生成される黄褐色でアルカリ性の液体である。肝細胞で絶えず生成され、総肝管を通って胆のうに一時貯蔵・濃縮される。食事時に胆のうが収縮し、総胆管の十二指腸開口部であるオッディ括約筋が弛緩し十二指腸に排出されて働く。
出典: 胆汁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0