宮内省
くないしょう
名詞
標準
Department of the Imperial Household
文例 · 用例
元園町には竹内さんという宮内省の侍医が住んでいて、新年には必ずこの獅子舞を呼び入れて色々の芸を演じさせ、この日に限って近所の小児を邸へ入れて見物させる。
— 岡本綺堂 『思い出草』 青空文庫
そこで自然と古来の史書雑籍を読んで、それに読まれてしまつた人で無い者の間には、不服を称ふる者も出て来て、現に明治年間には大審院、控訴院、宮内省等に対して申理を求めんとした人さへあつたほどである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
平生はふつうの人のはいれない、離宮や御えんや、宮内省の一部なども開放されたので、人々はそれらの中へもおしおしになってにげこみました。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
焼け出されたまま落ちつく先のない人々は、日比谷公園や宮城まえなぞに立てならべられた、宮内省の救護用テントの中にはいったり、焼けのこりの板|切れなぞをひろいあつめて道ばたにかり小屋をつくり、その中にこごまっていたりして、たき出しをもらって食べたりしていたのです。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
程経てこのお嬢さんは、僕の識っている宮内省の役人の奥さんになられたが、一年ばかりの後に病死せられた。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
今から見れば何でもないように思うが、四十年前俳優がマダ小屋者と称されて乞食非人と同列に賤民視された頃に渠らの技芸を陛下の御眼に触れるというは重大事件で、宮内省その他の反対が尋常でなかったのは想像するに余りがある。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
が、その人は、宮内省の調度頭をしている男爵は、内親王の御降嫁の御調度買入れのために、欧洲へ行っていて、此の八月下旬でなければ、日本へは帰らないのだった。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
観古美術会はさらに一歩進んだ形のもので、会員所蔵の逸品といっても数限りのあること故、一般に上流諸家から秘蔵品並びに宮内省|御物等をも拝借し、各種にわたった名画名器等を陳列し、それを一般に縦覧を許すことにしました。
— 竜池会の起ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代、宮内省は皇室の財産管理や儀式を統括していた。
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歴史の授業で、宮内省の役割について学んだ。
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宮内省の記録は、当時の皇室の生活を知る上で貴重な資料となる。
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