物神崇拝
ぶっしんすうはい
名詞
標準
fetishism
文例 · 用例
商品には一切のブルジョア社会関係が、その人的関係をも含めて、含蓄されている(商品の物神崇拝性)。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
それでなくてもアカデミックな科学財の通弊として、知識は恰も物神崇拝性を持つ金貨のように、拝物化され勝ちであるのに、それが文芸の場合であれば愈々耐え難いものとなるだろう。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
ブルジョア社会に於ける商品は、社会自身の構造を自分の構造として集約している、商品には一切のブルジョア社会関係が、その人的関係をも含めて、含蓄されている(商品の物神崇拝性)。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
ブルジョア社会の官許医学は或る意味では、いわば高級な宗教的神聖味の代りに、物神崇拝的な神聖味を持っている。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
五円の金が十円で売れるとなると、金は例の有名な物神崇拝性という魔術を振い始める。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
満州という観念は物神崇拝性と同じような魔術を持っている、満州という観念は一つの幻影を産んでいる。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
この不思議は全く、引用の精神、文献の物神崇拝、の無躾けなのさばり方から来る必然的な結果に他ならぬ。
— ――日本文化論に及ぶ―― 『科学的精神とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
未開の部族では、特定の石や木に精霊が宿ると信じる物神崇拝の風習が今も残っている。
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資本主義社会におけるブランド品への執着は、ある種の現代的な物神崇拝と言えるかもしれない。
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その人類学者は、南太平洋の島々における物神崇拝の儀式について長年研究を続けている。
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