首府
しゅふ
名詞
標準
capital (city)
文例 · 用例
もはや都市経営論者からも、富士山の眺めを取り入れることによって、日本国の首府としての都会美を、高調する計画も聞かされなくなった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
フランス人はその名の示すようにこの料理を伊太利ミラノのコトレツと考え、ドイツ人は墺太利の首府ウィーンの料理と考えているらしい。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
(明治四十年十一月十日『東京朝日新聞』) 三十五 気球の競走 先々月ベルギーの首府で開かれた万国の気球研究者の会で高価な盃を懸賞にして気球の競走をやらせた。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
たとえば君が住まわれた渋谷の道玄坂の近傍、目黒の行人坂、また君と僕と散歩したことの多い早稲田の鬼子母神あたりの町、新宿、白金…… また武蔵野の味を知るにはその野から富士山、秩父山脈|国府台等を眺めた考えのみでなく、またその中央に包まれている首府東京をふり顧った考えで眺めねばならぬ。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
その川が平らな田と低い林とに連接する処の趣味は、あだかも首府が郊外と連接する処の趣味とともに無限の意義がある。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
手稲藻巌の山波を西に負って、豊平川を東にめぐらして、大きな原野の片隅に、その市街は植民地の首府というよりも、むしろ気づかれのした若い寡婦のようにしだらなく丸寝している。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
それからなるべく心を落ちつけてだんだん市に近づきますと、さすがはばけもの世界の首府のけはいは、早くもネネムに感じました。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
「地震」KLEIST チリー王国の首府サンチャゴに、千六百四十七年の大地震|将に起らんとするおり、囹圄の柱に倚りて立てる一少年あり。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
作例 · 標準
かつてシルクロードの要衝として栄えたその街は、今や一国の首府だ。
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「旅の最後には、この国の首府を訪れる予定です」とガイドが説明した。
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首府の中心部には、近代的なビルと歴史的な建造物が混在している。
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