示談
じだん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #27613 · 青空 109 例
標準
settlement out of court
文例 · 用例
「小指は高くゝりの覚」で貸借の争議を示談させるために借り方の男の両手の小指をくくり合せて封印し、貸し方の男には常住坐臥不断に片手に十露盤を持つべしと命じて迷惑させるのも心理的である。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
もともとこの話は松村と同窓の友人である白川奨の口から始つたので、白川は此資金が産む果実をとつて、自己の担任せる訴訟事件示談金の財源にしようと企てた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
彼は出資者たる戸畑を相手として進行して居た訴訟を示談によつて終結させたいと思つて戸畑側と熱心なる交渉を重ねた結果、戸畑は五万円迄の資金を白川が確実なりとし戸畑の腑にも落ちる方法によつて支出する。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
それによつて得た利益は白川の自由に処分せしむる代はりに白川が依頼されてある訴訟は取下げて示談にする。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
訴訟の相手方から資金を出させて、それで利益を生ませて、その金を示談金に向けるなんざあ、一寸ない形式だね。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
示談は相互の利益なんだからねえ。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
この通事は身分の高い家に仕えている者であったので、その主人が牛三頭と白金一|笏をつぐなうことにして、梁氏に示談を申し込んだ。
— 続夷堅志・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
殿様は家来に面師を連れさせて、町人の許へ示談にやつた。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫