入声
にっしょう異読 にっせい
名詞
標準
entering tone (in Chinese)
文例 · 用例
(七) 支那における漢字の正しい発音としてはmnngのような鼻音やptkで終るものいわゆる入声音があった。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
しかし後には多少変化したかも知れない)や、語尾における促音ともいうべき入声のt音が国語の音に加わるにいたった。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
(九) パピプペポの音は、奈良朝においては多分正常な音韻としては存在しなかったであろう、しかるに、漢語においては、入声音またはンにつづくハ行音はパピプペポの音であったものと思われる(「一遍」「匹夫」「法被」「近辺」など)。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
(二) 語尾音にはン音や入声のt音も用いられることとなった。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
漢語において、上の語の終が入声である時は、入声の語尾キ・ク(もとk)はカ行音の前では促音となる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
「悪口」〔akko_〕「敵国」tekkoku入声の語尾フ(もとp)はカ行サ行タ行ハ行音の前では促音となる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
「法体」はfottai「合す」gassu「立夏」rikka「十方」jipp※「法被」fappi入声の語尾tは、ア行ヤ行ワ行音の前では促音となり次の音はタ行音に変ずる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
中に、ンあるいは入声tの次のア行ヤ行ワ行音がナ行音(またはマ行音)あるいはタ行音に変ずるのは、上のn(またはm)あるいはt音が長くなってそれが次の音と合体したためであって、かような音転化を連声という。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
作例 · 標準
漢文の韻律を正しく理解するには、平上去入のうち入声の概念が重要だ。
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入声は中国語の古音に残る独特の詰まる音で、現代の北京官話からは消失している。
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吟詠の練習で、先生から「ここは入声だから短く切って」と指導を受けた。
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ウィキペディア
入声(にっしょう、にゅうせい)は、古代中国語の声調(四声)のうち、音節末子音が内破音 、、 で構成され、短く詰まって発音される音節を調類としたものをいう。韻尾の分類からは入声韻と呼ばれ、陰声韻(母音)・陽声韻 と対立する。仄声に属する(仄声には他に上声と去声がある)。中古音では明確にこの音素を持っていたと考えられるが、現代中国語では方言によっては変化・消滅し、標準中国語(普通話および国語)では完全に失われている。
出典: 入声 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0