敵地
てきち
名詞
標準
enemy territory
文例 · 用例
空の勇士、選りぬきのエースが手馴れの爆撃機を駆って敵地に向かうときの心持には、どこかしら、亀さんが八かましやの隠居の秘蔵の柿を掠奪に出かけたときの心持の中のある部分に似たものがありはしないか。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
彼は、愛国心に満ちた士官の持つ、それと同じ心臓で、運送船で敵地に送られた陸兵の上陸や、大連湾の攻撃や、威海衛の偵察、旅順攻撃、戦争中の軍艦に於ける生活、威海衛の大攻撃等を見、聞き、感じて、それを報告している。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
だから彼は、陸兵が敵地にまんまと上陸し得たことを痛快々々!
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
が、固より敵地であるから、到る処で追詰め追巻られた結果、山の奥深く逃げ籠って了った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
孤軍長駆して深く敵地に入り、腹背左右、皆我が友たらざる也、北平は遼遠にして、而も本拠の四囲|亦皆敵たる也。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
然様かと思うと一方の軍が敵地へ行向う時に、敵地でも無く吾が地でも無い、吾が同盟者の土地を通過する。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
主人若し打たれては残卒全からず、何十里の敵地、其処の川、何処の峡で待設けられては人種も尽きるであろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
前野と敵地大崎領とは目睫の間であるから、或は一揆方の剛の者を手引して氏郷の油断に乗じて殺させ、そして政宗方の者が起って其者共を其場で切殺して口を滅して終おう、という企をしたというのならば、其の企も聊かは有り得もす可きことになる。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
偵察部隊は夜闇に乗じて、密かに敵地の奥深くへと侵入した。
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完全アウェーの敵地で行われた試合だったが、チームは粘り強い守備で勝利を掴んだ。
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敵地での情報収集活動は常に危険と隣り合わせであり、高度な訓練が要求される。
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