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黒土

こくど異読 くろつち
名詞
1
標準
black terracotta
文例 · 用例
ドウダンツツジの葉と、背向きになって、翠い地紙に、赭っちゃけた斑が交ったようだ、何枚も、何枚も、描き捨てられた反古のような落葉が、下に腐って、半ば黒土に化けている。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
武蔵野に見るような黒土を踏んで、うら若いひのきの植林が、一と塊まりに寄り添っている、私たちの足許には釣鐘草、萩、擬宝珠、木楡が咲く。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
大正年間の大噴火に押出した泥流を被らなかつたと思はれる部分の山腹は一面にレモン黄色と温かい黒土色との複雑なニュアンスをもつて彩どられた草原に白く曝らされた枯木の幹が疎に点在してゐる。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
大正年間の大噴火に押し出した泥流を被らなかったと思われる部分の山腹は一面にレモン黄色と温かい黒土色との複雑なニュアンスをもって彩られた草原に白く曝された枯木の幹が疎らに点在している。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
千ヶ滝から峰の茶屋への九十九折の坂道の両脇の崖を見ると、上から下まで全部が浅間から噴出した小粒な軽石の堆積であるが、上端から約一メートルくらい下に、薄い黒土の層があって、その中に樹の根や草の根の枯れ朽ちたのが散在している。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
(追記) 本文中に峰の茶屋への途中、地表から約一メートルに黒土の薄層があって、その中に枯れた木の根があるので、古い昔の植物の埋没したものではないかという想像を書いておいた。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
これで見ると、現在生えている樹木の根が、養分の多いこの黒土層を追うて拡がっているのだということが分かる。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
それにしてもこの黒土層の由来はやはり前に考えたようなものであろうと思われる。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
作例 · 標準
この辺りの農地は黒土が厚く堆積しており、野菜の栽培に非常に適している。
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プランターに黒土と腐葉土を混ぜ合わせ、トマトの苗を植える準備をした。
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強い風が吹くと、乾燥した黒土が舞い上がり、視界が悪くなることがある。
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